Golf My Wonderland

ゴルフエッセイ~見たこと読んだこと気づいたこと~気ままに書いています。

アマチュアはメンタルトレーニングにも関心を持とう!

 

    今期2勝の「勝みなみ」はメンタルトレーニングの効果という!!

       ではアマチュアはどのように取り入れたらよいか?

 

❖ プロの選手にとってメンタルトレーニングは、男女限らず欠かすことのできない

要素であると思うが、好調の勝みなみ選手がメンタルトレーニングに取り組むことによって今年の成績が向上しているとメディアは報じている。プロの選手は誰でも取り組んでいるものと思っていたので、あえてメンタルの効用を報じられるとびっくりする。

 

❖ 「ゴルフのメンタルトレーニング50のドリル」(ゴマブックス(株)2015年刊)という本がある。作新学院大学の笠原彰教授が一般向けに書いたほんだ。このなかに小田孔明片山晋呉池田勇太など、女性では酒井美紀成田美寿々、前田陽子らのメンタルトレーニングの事例が出ている。実際は多くのプロが実践しているに違いない。

 

❖ アマチュア・ゴルファーにとって、メンタルトレーニングをどのように取り入れて行ったらよいのだろうか。100を切りたい人、90を切りたい人、80を切りたい人では恐らく取り組み方がそれぞれ異なるであろう。日本のアマの大多数は100切りを目指す人という。ゴルフ雑誌「パーゴルフ」に‟教えて!100切り先生“という連載があるぐらいで、どの雑誌にもこのレベルのゴルファーへのアドバイス記事が多い。

 

❖ その意味では、上述の笠原彰教授の書籍が大いに参考となりように思う。内容をみると、基本的なメンタルテクニック、スコア安定のメンタルテクニック、調子が上がらない時のメンタルテクニック、など具体的に分かり易く書いてある。なかには、スコアが悪くなった時のメンタルテクニック、などもあって大いに勇気づけられる。

 

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❖ 90や80を切りたい人は上級クラスだから、メンタルトレーニングも一歩深くなる。ゴルフのテクニカルな面とメンタルの面が相互作用を起こす場面が多く登場するだけに、自分の心理的特色と制御するメンタルテクニックとのバランスなどが大事になる。上級になればなるほど複雑さを増すことになる。

 

❖ ゴルフ専門の心理学博士ジオ・バリアンテ著「タイガー・ウッズも震えている。」サブタイトルに「プレッシャーを楽しむためのゴルフ心理学」(ゴルフダイジェスト社/2006年刊)という本がある。タイガー・ウッズのメンタルトレーニングについて書いてあるわけではない。

 

❖ 内容は、PGAで活躍する(した)選手の事例を沢山取り入れて、ショットに降りかかるプレッシャーをどのようにコントロールしたらよいか、さまざまな視点からアドバイスをする一方、著者専門の心理学的な面から多く導き出している。また名選手のプレッシャーを乗り越した実例や自信をつけるドリルを具体例にそって説明している。上級者には非常に参考になる本であると思う。もしメンタルの面で悩んでいる人がいるとしたら、こうした本に目を通りてみるのも参考になるかも知れない。