Golf My Wonderland

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2019年ルール規則改定による 課題点についてのシンポジューム  開かる!

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       新たな気持ちで綴ってまいります。よろしくお願いします。

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2019年ルール規則改定による課題点についての

             シンポジューム開かる!

 

❖ 日本ゴルフジャーナリスト協会は9月28日(金)主催「タウンミーティング」を新宿区民センターで開催し、熱心な討論会となった。テーマは「2019ルール改正を  徹底解剖!ゴルフ場で何が起こるか?」。会場にはゴルフジャーナリストをはじめ各分野の方々や一般のゴルファーも交えて熱心な討論がなされた。その様子を掻いつまんで紹介しよう。

 

❖ まず、最初にPGA専門競技委員の飯田雅樹氏の基調講演「2019年規則の主な規則の解説」が20項目にわたって紹介された。ゴルフ規則の改正はイギリスにある  R&A(イギリスのゴルフ協会を担う)とUSGA(全米ゴルフ協会)とが協議して  決める。その決定は全世界のゴルフの規則となる。今回の改定は包括的な見直しになっている。

 

❖ セミナーは飯田氏の説明と各業界の代表者が専門の分野から説明され、参加者の  意見も反映されるものだった。規則自体の変更の趣旨は「理解しやすく、 世界中で適用しやすい規則を作る」というところにある、しいては規則の簡素化がプレーの時間短縮へ繋がるように配慮されている。

 

❖ 改正の主な点は、ピックアップすると、ゴルフコースが5つのコースエリアに名称が変わること。ティーグラウンドをティーイングエリア、スルーザグリーンをジェネラルエリア、ウォーターハザードをペンルティエリアといった名称の変更といった具合――。距離計測機器の使用は認めらえる。しかし実施は各ゴルフ場のローカルルールに任される。

 

❖ ボールの捜索は5分から3分へ、ドロップはこれまでの肩の高さから膝の高さへ     変更、ストロークしたボールが自分に当たっても罰にはならない、救済処置は自分のマーカーに告げることになっているが、その必要はなくなった、また   救済を受ける時はいつでもボールを取り替えてもいい、バンカーで2罰打加えたらバンカー外にドロップできる、などなど。

 

❖ このほかにも数多く変更点があるが、講師の飯田氏は、この規則変更の概要が       JGA(日本ゴルフ協会)のホームページに掲載されているので参考にしてほしいと言っている。

http://www.jga.or.jp/jga/html/jga_data/04KISOKU_NEWS/2018_KISOKU/2019newrules20jgaver2.pdf

            上記のアドレスをクリックしてご参考にして下さい。

 

❖ パネラーの井手口香氏(東京都ゴルフ連盟所属、キャディ勤務)は、ゴルフ場の 対応が遅れていること、マナチュアゴルファーは現在でのルールブックを読んでいない。シングルの人や上手い人から聴くことが多い。人から聴くのは 不確かな部分が多いのでぜひご自分で確かめてほしい、という。上記のPGAの飯田雅樹氏はプロゴルファーにおけるルール認知は、これから研修会を開いて 対応して行くという。

 

❖ 首都圏で1000人程のアマチュア・ゴルファーを抱える社団法人ゴルフリサーチの長野豪洋氏は、アマチュアがゴルフをやめる理由には3つのストレスがあるという。(a)打てない(b)プレーが遅い(c)ルールが分からない、の3点で、ルールについてはほとんどルールブックを読んでいない。今回の改正を機会に、ルールが易しくなったのだから初心者には覚えてもらう積極的指導ができるのではないか、といって いる。

 

❖ このほか「プレイング4」が無くなるのに対してのゴルフ場の対応の仕方、グリーン上でピンを外さずにプレーできることへの問題~2打目でグリーンが 見えない場合、ピンを便りに打つが、グリーンでプレーしている場合もあり、 打ち込む可能性も出て くる、といった意見も参加者からあり、実施に関してのローカルルールの検討が重要な場合が多々あるようである。

 

❖ 今回のJGJA「タウンミーティング」はパネラーと参加者との熱い意見 交換が 生れ、それぞれに得るところが多かった。ルール改正の実施に関しては、プロ・アマチュアのゴルファーに限らず、業界全体が関心を持ち、実施に 関してはよりよく推進して行けるよう努力したいものである。