Golf My Wonderland

ゴルフエッセイ~見たこと読んだこと気づいたこと~気ままに書いています。

*PGAツアに注目新人現わる!韓国の《キム・シウー》

*PGAツアに注目新人現わる!韓国の《キム・シウー》

❖ 第5のメジャーといわれる「ザ・プレーヤーズ選手権」で、《キム・シウー》が若干21歳で優勝した。この出来事は注目に値する。5月11日から4日間、難度の高いTPCソーグラス(フロリダ)で行われ、NHKBSも力を入れて4日間中継した。第5のメジャー選手権といわれるだけあって、出場プレイ―ヤーはメジャー大会そのものだった。

❖ 《キム・シウー》は10アンダーで2位を3打差付け優勝。敬服に値する成績だった。韓国出身の弱冠21歳、アダム・スコットの大会最年少23歳を更新する記録で、ゴルフ界が注目している。21歳にして4日間、あの堂々としたプレイ振りは、あのあどけない青年の素顔とは裏腹に、ベテラン・プレイヤーを彷彿とさせるプレイ振りに、誰もが唸ったに違いない。

❖ 《キム・シウー》とはどんなプレイヤーか。昨年(2016年)「ウィンダム選手権」で初優勝。2位に5打差を付け、21アンダーというビッグスコアの成績だった。今回は2勝目。2012年史上最年少の17歳でPGA最終予選会を通過し、ジョーン・フォーリーという元タイガーウッズのコーチの指導を受け、実力を上げてきた。松山英樹を兄と慕う中。一緒にプレイして刺激を受けているという。今の目標は松山英樹と言っているが、さあ、二人のこれからの丁々発止が楽しみである。

❖ 今回のプレイで感じることは、ちょっと前の選手ならルーク・ドナルドや今回も出場しているビジェイ・シンのような、確実性を尊ぶプレイ運びだ。もちろんどんなプレイヤーでも4日間正確なプレイが続くとは限らないが、最終日にそのベストプレイができるところに、彼の非凡な実力があるとみた。

❖ 今後、松山英樹の好敵手になるであろう《キム・シウー》という韓国の若手俊英を、注目して行きたいと思う。それにしても韓国という国から、女子に限らず、どうしてこうした優秀なプレイヤーが排出されるのか驚きを隠せない。これからの日本の若手プレイヤーに期待したい。(了)