Golf My Wonderland

ゴルフエッセイ~見たこと読んだこと気づいたこと~気ままに書いています。

14年振り‼ JGTOの日本マッチプレー開催へ

❖ ゴルフ倶楽部の会員なら、倶楽部の競技試合で、マッチプレーを経験されている方も多いに違いない。1ホールずつ緊張して戦うプレーは、また格別なものだ。日本のトーナメントでのマッチプレーが14年間も開かれていなかったのは、何とも惜しい限りである。その理由は、マッチプレーの勝敗が何時終わるか分からず、テレビ放映に不向きなのでスポンサーが提供しないという。プロの競技はテレビがないと始まらないのか?

❖ その、ゴルフプレーの原点“マッチプレー選手権”がこのほど14年ぶりに開催の運びとなった。記者会見が去る6月21日、ANAコンチネンタル・ホテルで開かれたので、概要を伝えよう。主催はISPS(一般社団法人国際スポーツ振興協会)、共催がJGTO(日本ゴルフツア機構=代表青木功)、大会名は「ISPSハンダマチプレー選手権」。開催日は8月と9月に渡り104名のプロゴルファーが千葉・浜野ゴルフクラブで競う。

❖ この大会はJGTO唯一のマッチプレーで、プロ104人参加は、過去マッチプレー競技の最多出場人数という。賞金総額2億1000万円、優勝賞金は5000万円で国内最高額となる。また出場者は新たに設定された「ISPSマッチプレー賞金ランキング」による資格者で、出場者の内、ランク上位者〜池田勇太谷原秀人小平智ら8名がシート選手として3回戦から出場。1回戦2回戦は96名で争う。

❖ 開催会場は井上誠一設計の浜野ゴルフクラブ。1・2回戦は、来る8月1日・2日に、決勝戦は9月6日・7日・8日・10日の予定である。なお、1・2回戦が行われる8月1日・2日は、入場無料となり、多くのゴルフファンに楽しんでもらいたいという。当大会の駐車場は会場付近にギャラリー駐車場が用意される。都心から60分で、千葉・蘇我ICで下り、30分程の場所にある。電車は蘇我駅外房線誉田駅が最寄りの駅。輸送に関しては現在調整中という。

❖ 主催の「一般社団法人国際スポーツ振興協会(ISPS)」は、“チャリティーを進化させ、スポーツの力で社会をより良く”をキャッチフレーズにした公益団体で、これまでゴルフだけでなく、多くのスポーツを支援している。ゴルフでは世界で年間65試合をスポンサードしている。今年の「ISPS HANDA ニュージーランド女子オープン」で野村敏京が優勝したことは記憶の新しい。

❖ ISPSは本田晴久氏(現会長)の提唱で設立され、スポーツを通じて社会貢献を実践し、また障がい者スポーツの幅広い振興を図ることを指針としている。。協賛企業、団体は650社、個人会員は4400人余にのぼる。半田晴久氏(別名:深見東州)の職業は幅広く、実業家、芸術家(画家・書家・歌手・能楽師・詩人・作曲家)、慈善活動家、そして宗教家。同志社大学経済学部卒業ほか別の大学で芸術分野を学んだという。宗教活動としては2012年法人格を得て、神道系の新興宗教ワールドメイト」の名で行っている。(了)

□ 参考資料:雑誌「AERA」2016年1月28日記事〈電車広告で見かける「深見東州」は何者?〉に、取材記事が掲載されている。