Golf My Wonderland

ゴルフエッセイ~見たこと読んだこと気づいたこと~気ままに書いています。

人気シニアツア「ファンケル クラシック」記者発表!

人気シニアツア「ファンケル クラシック」記者発表!
[
会場に駆け付けたベテラン選手、室田淳、中島常幸、芹澤信雄、崎山武志、鈴木亨の面々

❖ このところ、シニアツアが話題にのぼる。その先頭を走る大会が「ファンケル クラシック」だ。男子ツアが足踏みしている間、シニアの方が元気で前進している。「シニアの元気が日本の元気!!」というスローガンを掲げて開かれる「ファンケル クラシック」はその象徴だ。当大会の記者会見が、7月10日東京プリンスホテルで開かれた。

❖ 会場にはPGAの倉本昌弘会長をはじめ中島常幸ほか6名のベテラン選手が駈けつけ、参戦の抱負をそれぞれ意識しながら語っていた。記者発表にして名の知れたベテランプロが足を運ぶ。このプロ気遣いこそ一般ゴルファーに伝わる。今年の「ファンケル クラシック」大会も賑わいそうだ。

❖ 「ファンケル クラシック」は来る8月18日(金)から3日間、静岡県裾野市の裾野ガントリー倶楽部で、75名の強豪選手によって争われる。今年の賞金総額は7200万円、優勝賞金1500万円のほか、昨年より取り入れられた特別賞、60歳以上のプロ選手上位3名に600万円、50歳代のプロ選手上位3名に600万円は今年も与えられる。賞金総額はPGA主管のシニアツアの中でもトップである。  

❖ シニアツアの中でもギャラリー数は最も多のもこの大会、3日間で20,000人超えを7年続けている。大会運営面では、地元を中心としたボランティアスタッフ延べ700人余と主催のファンケルグループ従業員延べ600人余によってギャラリーサービスが行われる。プロ選手の愛用品のオークションなどもその1つで評判だ。

❖ もうひとつ、この大会で注目されるのは「ファンケル クラシック基金」を通じて寄付活動を行っていること。この活動はすでに10年を経過しているが、目的は?地域とのつながり、?ハンシキャップを持つ人人々の応援、がコンセプトで、集まった寄付先を選定しているという。昨年の寄付金は約500万円、日本赤十字社熊本地震災害義援金)、裾野市社会福祉法人訪問の家ほかに寄付されている。

❖ 男子プロツアの人気が今一という現状は、ゴルフファンにとって残念至極だが、「ファンケル クラシック」に象徴されるように、選手自らゴルフファンへのサービスが大切である。その昔、プロといわれるゴルファーは、クラブハウスの正面玄関から入ることが許されなかった時代がある。今とは隔世の感があるが、この厳しい時代を越えて現在があることを、もう一度振り返ってほしいものだ。プロゴルファーも謙虚さを忘れず自覚してほしい。(了)