Golf My Wonderland

ゴルフエッセイ~見たこと読んだこと気づいたこと~気ままに書いています。

シニア世代に注目される「ゴルフボランティア」とは!

シニア世代に注目される「ゴルフボランティア」とは!

❖ いま、リタイアしたシニア世代に「ゴルフボランティア」が注目されていると「週刊パーゴルフ」2月20日号の記事にあり、目に留まった。内容はNPO法人「幸齢社会づくり協会」の会員活動を取材してレポートしたもの。記事の概要は次のようなものだ。

❖ 「幸齢社会づくり協会」というボランティア団体がある。高齢者の健康といきいきした生活が送れるような社会づくりを目的とし、60歳以上のシニア世代の会員を募り、2つのプロジェクトを実践している。1つはサクセスフル・エイジング活動、もう一つはシニアゴルフ・ボランティア活動で、記事はシニアゴルフ・ボランティアにスポットを当てて取上げている。(幸齢とは高齢とモジったもので、シニア世代が生き甲斐のある生活づくりを目指している。)

❖ この協会の活動は、会員が週1回1日3時間ほど、ゴルフ場のコース整備作業を行うもの。整備の内容はティボット跡の土目や草取りなど簡単なコース整備で、地域ごとのグループを組んで自主的に運営し、自主的に活動するもので、強制的なものはなく、参加も各自の判断で行われている。

❖ 当協会は全国規模になりつつあり、4年前は800人程度だった会員が3年で1500人へと広がっているという。これまで実践したゴルフ場は100を超え、全国に広がりを見せている。「週刊パーゴルフ」の記事は、上記の内容を会員や協会の人に取材して書いている。

❖ 「幸齢社会づくり協会」の活動は、当記事を読むとゴルフ支援活動が中心のように受け止められるが、上述した「サクセスフル・エイジング活動」という事業も盛んに行われている。こちらの方は高齢社会をより充実して過ごせるように、地域のメディアと連携して、専門家を招き、高齢になると何が変わるか、どんな対応が必要なのかなど、高齢社会への対応ノウハウを提供する講演会やシンポジュームを開催している。

❖ ゴルフボランティアをネットで検索すると、さまざまなゴルフイベントにボランティが参加していることに驚かされる。なかでもプロのゴルフトーナメントはボランティアなしでは成り立たないほどだ。それほど重要な位置づけにあるのがゴルフボランティアである。そしてボランティアを募集している団体も、各地区のゴルフ連盟、ゴルフイベント運営会社、プロトーナメント組織などさまざまでるが、いずれもトーナメントが中心である。

❖ ゴルフボランティアといえば、トーナメントの会場でお手伝いする機会が圧倒的に多いなかで、「幸齢社会づくり協会」のボランティアは、日常でのゴルフコースの整備活動というちょっと変わったボランティアだ。これからのゴルフボランティアの1つのあり方を示しているようで、注目に値する。今後の活動に注目して行きたいところである。