Golf My Wonderland

ゴルフエッセイ~見たこと読んだこと気づいたこと~気ままに書いています。

今年の日本女子プロ界は新人プロの大活躍。その秘密はどこに!

今年の日本女子プロ界は新人プロの大活躍。その秘密はどこに!

❖ 今年の女子プロ賞金女王は鈴木愛に輝いた。38戦中優勝2回、ベスト10が14回と素晴らしい成績だった。まだ23歳。これからを大いに期待したいプロである。   (写真:日刊スポーツより)

また、彼女に活躍に刺激されて、若手選手が今年のツアー初優勝が6人という大きな成果を収めている。38戦中6戦の成果は見上げたものというほかない。

❖ 名前は青木瀬令奈森田遥比嘉真美子川岸史果永井花奈、福田真美の6人。そのほか畑岡奈紗は昨年の日本女子オープンの初優勝と今年の2試合連続優勝し、トップに躍り出た。昨年のささきしょうこ葭葉ルミ、畑岡奈沙の初優勝と比べると、今年の活躍は秀でている。

❖ 昨年初優勝は葭葉ルキ、ささきしょうこ松森彩夏畑岡奈紗の4人。このほか未勝利の堀琴音柏原明日架永峰咲希、辻梨恵、勝みなみなど、活躍は著しい。

❖ 新人あるいは25歳以内の女子プロがこうも活躍する時代になった理由はどこにあるのか。1つはゴルフ開始が7歳〜8歳という早い時期で、20歳になるとすでに10年以上のキャリアを積んでいることになる。もう一つはプロの指導を本格的に受け、実践教育を積んできていることだろう。

❖ プロの指導を受けているということは、プロの世界でも通用する本格的なゴルフ技術やメンタル面の指導も十分に受け、両面からしっかり磨いているからではないか。また同世代の活躍も大いに刺激になっていると思う。

❖ 日本のプロゴルファーが韓国勢に劣っているところは、早くからメンタルトレーニングを受けてこなかったといわれる。その意味では現在の若手女子プロゴルファーはかなりメンタルの面をカバーしてきているのではないかと思われる。

❖ どっしりした川岸史果、相手を意識せず果敢に攻める畑岡奈沙、確実なマネジメント展開する永井花奈、大型プロを期待される柏原明日架、いずれも個性豊かなゴルファーだ。新人が好成績を納めている背景には、この技量とメンタルの育成環境のほかに、韓国勢の若手が活躍する現状、あるいは米LPGAの憧れなどもかなりあるのではないか。

❖ 将来に大きな期待を抱かせる嬉しい新人が毎年毎年登場する日本女子プロゴルフ界はいま目が離せない。来年も期待に応えてくれるであろう。日本の男子プロゴルファーよ、松山英樹一人にぶら下っていては明日がない。頑張らねばいけませんね!!