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第6回日本プロゴルフ殿堂入り、 金井清一など3名が決定!

第6回日本プロゴルフ殿堂入り、金井清一など3名が決定!

❖ 「日本プロゴルフ殿堂」では去る1月29日、第6回殿堂入り顕彰者を発表した。レジェンド部門では藤井義将、男子プレーヤー部門は金井清一、女子プレーヤーは吉川なよ子、の3名である。これで殿堂に顕彰された人は29名となった。

❖ 「日本プロゴルフ殿堂」は日本プロゴルフ界の歩みをひも解き、未来に向けてメッセージを発信するために、2010年、日本プロゴルフ協会日本女子プロゴルフ協会日本ゴルフツアー機構の3団体が結集して、財団法人として設立した。そして2012年から貢献された方々を讃える「顕彰」が開始され、毎年顕彰者を発表している。

❖ 今回の顕彰者3人のプロフィールは下記の通り。

レジェンド部門(主に1972年以前に活躍し、又は功績を残したプレーヤー)。
・[藤井 義将] 福岡県出身。21歳でプロゴルファーに、霞が関CCとトーナメントプロとして契約し活動した。従来のゴルフ場専属ではなく、トーナメント中心で活動する新しいスタイルの先駆けとなった。日本オープン1勝、日本プログランドシニア3勝など通算23勝している。2015年没。

プレーヤー部門:男子
・[金井 清一]  新潟県出身。独学で1965年プロテストに合格。初優勝は日本プロの尾崎将司と激しい優勝争いの末手にした。日本プロはその後も勝ち2勝、関東オープン、関東プロというビッグタイトルを手中にし、“公式戦男”という異名を取った。ツアー29勝を挙げている。

プレーヤー部門:女子
・[吉川なよ子] 北海総出身。23歳でプロテスト合格し、レギュラーツアーは安定したゴルフで頭角を現し、1978年予選会を突破して米女子ツアーに参戦し、デビュー戦でいきなり優勝争いをする。その後日本女子オープンに勝ち、以降勝ち星を積み重ね、1988年には賞金女王の座に輝いた。通算29勝を挙げている。

❖ 今回の顕彰者式典は、3月23日(金)14:30より、パシフィコ横浜で開催予定の「ジャパンゴルフフェア会場にて開かれる予定という。ところで「日本プロゴルフ殿堂入り」はどのようにして選ばれるのか。その表彰基準の概要を記しておこう。

❖ 顕彰部門の1つ「レジェント部門」は、主に1972年以前(男子ツアー制度施行前)に活躍し、また功績を残した男女プレーヤー)、もう一つが「プレーヤー部門」で、主に1973年以降活躍し、又は功績を残し、次の表彰ノミネート基準を満たす男女プレーヤーが対象となっている。

❖ 表彰ノミネート基準の概要は、満45歳以上で、PGA会員、LPGA会員及びJGTO会員として通算在籍10年以上であること。上記を満たす者で、年間賞金王を獲得した者、国内国外のメジャー大会の覇者、世界ゴルフ殿堂入りした者、そして理事会において功績があると認められた者、など13項目にわたる。

❖ アメリカの「世界ゴルフ殿堂」は1974年に全米プロゴルフ協会が創設したのが始まりで、日本より36年も前に創設されている。顕彰者の一覧をみると、歴史に残るプレーヤーのほかに、俳優のボブ・ホープビング・クロスビー、設計家ピート・ダイなども名を連ねている。

❖「日本プロゴルフ殿堂」は、プロとして顕著な活躍をしたプレーヤーにスポットが当てられているが、今後はプロだけに絞っていいのか、プレー以外で貢献した人をどうするかなど、課題があるように思える。日本ゴルフ界すべての殿堂になってもらうことを願いたい。