Golf My Wonderland

ゴルフエッセイ~見たこと読んだこと気づいたこと~気ままに書いています。

*短期間で「シングル」に! 二足草鞋の経験者に聴くメソッド 〔Par

短期間で「シングル」に!
 二足草鞋の経験者に聴くメソッド 〔Part 2〕

❖ 前回の続き。仕事を持ちながら“シングル”を勝ち取った諸先輩、なかでも山口信吾著「普通のサラリーマンが2年でシングルになる方法」からその経験に基づいたメソットを紹介して行こう。メソッドは7項目、その(1)(2)項目は前回記した。以下は続き。

❖ (3)「計画、実行、点検、対策のサイクルを回す」:「Plan」「Do」「Check」「Acion」という会社の業務で登場する言葉である。彼は「サラリーマンとして日常的に実行している行動原理や管理手法をゴルフに活用すればよい」と言っている。計画、実行はスケジュールに則って進めるが、点検(Check)が大切だと。

❖ 点検(チェック)は、人それぞれのやり方があると思うが、1週間単位か2週間単位か、それぞれの指導科目と練習そしてラウンドの後、指導を受けたスイングの会得した所、しない所を点検し、次回コーチに見てもらい直して行く。やはり指導を受けた内容が的確に身に付くことを点検(チェック)によって確認していく。

❖ (4)「記録に残す」:東大の藤本教授は学生に「ノートの力」として「見学をした時など、見たもの、聴いたものすべてを書け」「脳のどこかに記録の断片が残っている内に整理せよ。それが結局楽だし正解だ」と指導しているという。この言葉はゴルフ上達にも通じるもので、著者は練習ノートを出来るだけ細かく記録したという。

❖ 記録の結果、ノートを取り出し読み返してみると、一度開眼していたのに、いつの間にか忘れてしまったスイングを再発見し、合点が行くことがある、と言っている。上達にはやはり自己点検する上で「ノートの力」が物を言うことになりそうだ。


❖ (5)「切磋琢磨する」:スポーツ競技をしている人たちは、大方日常的にチームメイトや対戦相手と切磋琢磨しているが、仕事を持ちながらゴルフ上達を志す人は、なかなか切磋琢磨する機会がない。そういう時は上級者と一緒にプレーする機会や、ゴルフ仲間とラウンドする時は、自己に厳しくプレーに臨むよう努力して、自から学ぶよう心掛けたいものだ。

❖ (6)「敵を知り己を知る」:著者曰く「ゴルフでは自分自身と戦うのです。ゴルフで“敵を知る”とは自分自身の精神的な弱さを知ること」そして「“己を知る”とは、自分の欠点や癖を知ることです」と。プレーに臨んで、心の弱さを知ることプレーの欠点を知ることは、事前に対応の準備ができる点、有利になる。ラウンド中のトラブルなどは、それなりの対応が取れるということである。

❖ (7)費用対効果を考える:2年間で“シングル”になるという目的を設定した場合、
それなりにゴルフに使う費用と時間が限られてくる。費用の面では週1回の練習と1週に1回のラウンドを設定するとして計算すると、結構な金額となる。その金額なら、現在ゴルフ会員権が入手できるゴルフ場はそこここにあり、会員になって臨んだ方が有利ではないかと進めている。

❖ 最後に、多忙なサラリーマンにとって、お金もさることながら時間が切実な問題で、その暇を割けるかどうか、という。「週1回のラウンドと、週1回のレッスンは必須条件です。
次に優先したいのは週に1回存分なアプローチ練習です。そして、毎日自宅でのパット練習です。この4つを実行できればシングルの道は見えてきます」と言っている。

❖ さあ、この費用と時間がサラリーマンにとって満たすことができるかどうか。経験的に考えると、かなり難しい要素が無きにしも非ず。この費用と時間のスパンを少々長目に取るのも1つの方法かもしれない。著者山口信吾のテーマ「2年間で・・・」と条件付きになっているから止むを得ないのかも知れない。ポイントは費用対効果を充分考えて、自分なりの方法を編み出すことが大切のように思える。